オリーゼ本舗
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オリーゼ誕生物語 第三章

  オリーゼ誕生物語  

第三章 創業者の人生哲学 其の二

 

 「お客さまの喜びを私どもの歓びとして」

 

 言い換えると「人を幸せにすることで自分も幸せになる」ということです。これが創業者の哲学であり、創業以来、変わることのない当社のモットーです。

 

 『オリーゼ』誕生の地・大阪から、終戦直前に戻ってきた唐津、そしてそのあと虹の松原で知られる浜玉町に工場を移してからも、店名はそのものズバリ、「栄養素オリーゼ製造元」と称しておりました。

 

 私が生まれた昭和23年、父は私に「善右ェ門」という名前をつけ、店名も同時に「大場善右ェ門商店」と変更しました。つまり赤ん坊のときから私は店の冠であり、代表者になったわけです。善右ェ門とは、いかにも浪曲に出てくるような古っぽい名前ですが、戦前の日本の三大財閥の一つ、鴻池家代々の主の名前にあやかったのだと父は申しておりました。物心ついて以来、ずっと自分の名前が嫌いでしたが、いまはもう慣れました。誰にでもすぐ覚えてもらえるし、いまではむしろ父に感謝しているくらいです。

 

 私が赤ん坊のころ、2歳のころでしょうか、疫痢で死にかかったことがあります。天井はぐるぐる回り、高熱が出て激しい嘔吐と下痢が続きましたが、父と母がつきっきりで看病してくれたので命を取りとめることができました。

 

 私が命を取りとめ、その後、元気になるようにとオリーゼを飲ませつづけ、日ごとに元気になっていく様子を見て大いに喜ぶと同時に、あらためて『オリーゼ』のもつ力に目を見張ったのではないでしょうか。

 

 『オリーゼ』に対する揺るぎない自信と信頼。

 

 この気持ちが芯にあるからこそ、父は『オリーゼ』で長男の命をつなぎとめた。そして、一人でも多くの人に『オリーゼ』を直接手渡すため、戦後の不便な交通事情をものともせず、全国津々浦々へと販売に出かけたのです。

 

浪曲講演
▲創業当初のオリーゼ巡業販売、浪曲公演(昭和30年ごろ)

 

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